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Featuring AlphaScript

STEP 5 変数

 

「変数」(へんすう)は、簡単に言えば「数値を入れる箱」のことです。  まず箱を用意してから、それを決まった命令によって参照したり書き換えたりして使います。

箱を用意することを「変数の宣言」といいます。  変数の宣言は、 $ の後に好きな変数名(箱の名前)を書くだけでよいです。

$ aaa;

こう書けば、 aaa という変数が生成されます。

変数名の決め方は基本的に自由で、文字数の制限もありません。  ただし、計算記号や「,」「;」など、もともと意味のある文字は含められません。  もし使ってしまうと、スクリプトを読もうとした AlphaScript が大混乱します。(なぜかはわかりますよね〜?)  この変数名のように任意で付ける名前は半角英数字以外も使いたいと思われるかもしれませんが、 特に問題なければ、アルファベット(と数字)のみを使うのがよいでしょう。  大文字・小文字も区別されますので、変数 ABC と変数 Abc は全く別物になります。  ついでに念のため・・・数字だけの変数名、なんてのはダメですよ。^^;  コンピュータ的にはそっちのほうが正しいのかもしれませんが。

また、カンマで区切れば複数の変数を同時に宣言できます。

$ a, b, c;

こう書くと、 a,b,c という3つの変数が用意されます。  文字数は一個ずつ書くのと大きな差はないですが、 見栄えが良く、宣言のタイミングを明示的に統一できる、という利点があります。

この変数の宣言はどんな場所にも書けますが、場所によって意味が違ってくることもあります。 (スコープの説明を参照)

他のプログラミング言語では数値以外を扱う変数が存在しますが、 AlphaScript で存在するのは数値を入れる変数のみです。  用意した変数には初期値として 0(正確には0.0)という数値が入っています。

ちなみに、多くのプログラミング言語には、命名規則を守っていても、 もともと意味をもっている単語は指定できないようになっています。  例えば、C言語では void という名前の変数を作ろうとするとエラーになります。  これを予約語といいますが、AlphaScript にはなんと予約語が存在しません。  なので、「使用可能な文字」だけで説明が間に合います。 (・・・とか言って、結局予約語についても説明してしまいました)


小技

変数のように、任意で名前をつけられるものには、なるべくわかりやすい名前をつけたいものです。 例として、猫の名前と鳴き声を管理する変数を作ることを考えて見ます。

これを

$ name;
$ nakigoe;  // なぜかローマ字

としてしまうと、後で困ったことになるかもしれません。  新しく犬が現れて、その名前と鳴き声を用意することになったら、どっちのものなのかわからなくなってしまいます。  そこで、犬には変数名の頭に dog を付けてみます。

$ name;
$ nakigoe;

$ dogName;
$ dogNakigoe;

これで一応識別できるようになりましたが、せっかくなので猫のほうにも付けましょう。

$ catName;  // ねこすけ
$ catNakigoe;  // ミャ〜

$ dogName;  // ワン公
$ dogNakigoe;  // バウ!

これでもう混乱しなくなりました。(^^

でも、変数名は短いほうがスクリプトのサイズが小さくなります。  なので、 dogName は dgName でも良いかもしれません。  もちろん、とことん見やすさを追求するのもありです。

また、最初のアルファベットを大文字にするのか、 単語の区切りをどう表すのかなど、 いろいろな「流派」があります。  このあたりは自分の好きなように決めてしまって構わないのですが、 ソース内で統一したほうが見栄えが良いです。

あとは、a や b のような短い名前の変数を用意して、 それにコピーして使い回すなど、いろいろなやり方があります。  そのあたりは、スクリプトを書きながら見つけていってください。

 

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